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現代J-POPにおける「シティポップ・リバイバル」の隆盛:なぜファンは80年代を再発見しているのか
この記事では、1980年代の日本のジャンルであるシティポップへの関心が最近急上昇している理由と、現代のアーティストがそのノスタルジックなサウンドを現代のプロダクションと融合させ、新旧のファンの共感を呼ぶ新たな音楽の波を生み出している様子を探る。
最近、J-POPのプレイリストをスクロールしているなら、ある興味深いトレンドに気づいたかもしれない。滑らかなベースライン、ファンキーなギターリフ、夢のようなシンセパッドが特徴の1980年代のサウンドが煌めく曲が急増しているのだ。これがシティポップ・リバイバル、つまり何年も静かに成長してきたが、最近メインストリームに爆発的に広がったムーブメントである。単なるノスタルジー旅行とは程遠く、このリバイバルは現代のJ-POPのサウンドを再形成しており、それを理解することで、ファンは過去が現在にどのように影響を与えているかをより深く理解できる。
このリバイバルの起源は、世界的なストリーミング時代に遡ることができる。2010年代、海外のファンはYouTubeのアルゴリズムやオンラインフォーラムを通じて、山下達郎の「Ride on Time」や竹内まりやの「Plastic Love」といったシティポップの名曲を発見し始めた。特に後者は2018年にバイラルヒットとなり、数千万回の再生回数を記録した。これにより、音楽だけでなく、日本のバブル経済時代の文化的背景—楽観主義、贅沢、都会のナイトライフの時代—への好奇心が刺激された。多くの若いファンにとって、この音楽は新鮮で洗練されたものに感じられ、ミニマルでトラップの影響を受けた西洋のポップサウンドからの音の逃避を提供した。
リバイバルは単に古いレコードを再生することではなく、それらを再解釈することである。現代のアーティストはシティポップの特徴的な要素を自分たちの作品に織り込み、レトロでありながら前向きなハイブリッドを生み出している。例えば、ポップとエレクトロニックの融合で知られるデュオ、YOASOBIは、80年代初期のAORを思わせるファンキーなベースラインとブラススタブを備えたトラックをリリースしている。同様に、台頭するスター、藤井風は、シティポップの滑らかなボーカルとジャジーなコードを彼のソウルフルなR&Bに取り入れており、「Kirari」や「Matsuri」などの曲で聴くことができる。これらのアーティストは単にコピーしているのではなく、過去のパレットを使って新しい音の風景を描いているのだ。
なぜ今このようなことが起こっているのか? 重要な要因の一つは、日本文化の世界的な主流化である。アニメ、ゲーム、食文化がすでに人気がある中で、日本のポップカルチャーの他の側面への関心も高まっている。シティポップとレトロアニメの美学—『シティーハンター』や『ベルサイユのばら』などの映画のビジュアルスタイルを思い浮かべてほしい—との関連性は、オーディオとビジュアルのノスタルジアの架け橋となっている。さらに、レコード売上の増加が物理フォーマットへの関心を高め、シティポップの再発盤はコレクターズアイテムとなり、その魅力をさらに強固なものにしている。2025年には、日本のレコード店がシティポップ再発盤の売上で3桁の成長を報告しており、この傾向は衰える気配を見せない。
このムーブメントはまた、特にTikTokやInstagramなどのソーシャルメディアによって増幅されている。ネオンに照らされた東京の街並み、ヴィンテージの自動販売機、海沿いのドライブなどを特徴とする美的ビデオの背景音楽として使用されるシティポップのクリップは、それ自体が一つのジャンルとなっている。ハッシュタグ#citypopは数十億回の再生回数を集め、ファンによるリミックスやマッシュアップもしばしばバイラルとなり、これまでにこのサウンドに出会ったことがなかった何百万人もの人々にそのサウンドを届けている。このデジタル上の口コミは、レアなLPを交換し、知られざるB面を共有する「シティポップ愛好家」のグローバルコミュニティを生み出し、発見と帰属意識を育んでいる。
このリバイバルの影響は音楽を超えて広がっている。ファッションにも影響を与えており、無印良品やユニクロなどのブランドがレトロ風のラインをリリースし、1980年代をテーマにしたポップアップカフェも登場している。ファンにとって、これはより豊かな体験を意味する。音楽を聴くだけでなく、それが表す視覚的・文化的世界に没頭できるのだ。オリジナルアーティストとトリビュートアーティストの両方によるライブパフォーマンスは、青春を追体験する年配の世代から、初めてこのジャンルを体験する若いファンまで、多様な観客を集めている。雰囲気は共同体的で、観客はYouTubeのコメントで覚えた歌詞を一緒に歌う。
では、これはJ-POPの未来にとって何を意味するのだろうか? リバイバルは一時的な流行ではなく、革新の基盤である。過去を掘り起こすことで、アーティストは現代の感情を表現する新しい方法を発見している。古いものと新しいものの統合は、日本独自でありながら普遍的な魅力を持つサウンドを生み出している。ファンへのメッセージは明確だ。過去は宝の山であり、現在はそれを掘り起こす時である。長年のリスナーであれ、好奇心旺盛な初心者であれ、シティポップ・リバイバルは、心地よくもあり刺激的でもあるサウンドトラックを提供してくれる。素晴らしい音楽に賞味期限はないということを思い出させてくれるのだ。